子猫の僕

おうちの皆を探しているの・・・僕の大切なママとパパと弟たちがあの夜から見つからない



どこにいるの・・・おうちの人も
誰もいないんだ、お家もないんだ
どうしたらいいの・・・・


あの夜パチパチと音がして変なにおいがした・・・
ママとパパと弟たちは、この夜は2階のお部屋でねて
いたはずだ・・・僕はこわくて動けなかった
そのうち煙りで何も見えなくなり熱くなってきた


ママ~パパ~僕は泣いた、声が聞こえた
気がした・・・外へでなさい!
早く外へ! ママの声だ・・・
外から今まで聞いたことのない大きな
ウ~という音とピポ~ピポ~という音
ザ~バシャバシャという水の音・・・
目が痛くて開けられない苦しくていきが
出来ない・・・僕たち専用の外にでる

戸口はあっちだ・・・気が遠くなりそうになりながら、パパが弟を呼ぶ声を遠くに聞いた・・・
気がついたら、僕はこの人に抱かれて震えていた・・・体中びっしょり濡れているのに熱い


人の叫び声・・・僕のおうちの人の名前を叫んでいる
泣きながら・・・何が起こったのだろう?
お隣のジョン君が遠吠えしている声が聞こえる
僕のおうちの皆、僕の家族・・・どうしたの?
どこにいるの?
ママ~、パパ~、ちびくんたち~・・・
会いたいよ~早く僕を見つけてよ~・・・

次の日の朝・・・初めて外で眠ったことに気づいた
僕は助けてくれた人が作ってくれたあたたかい箱ベットでいつの間にか眠っていた・・・
毛布にくるまっているジョン君がおうちの前の散歩道に一人で座っているのが見えた・・・


ベットから抜け出るとまわりを見わたしてみる、
何かが崩れる大きな音に僕は飛び上がった・・・
とんでもないことがおこったのは確かだ・・・


僕は、ドキドキしながら用心深くようすを見ることにした
隣の隣に住んでいるミカちゃんだ・・・ママは?
ミカちゃんはママとおうちの人たちと暮らしていた・・・
何も言わずに首をふる・・・とても疲れているように思えた、さみしそうにも・・・


いったい何があったのか・・・僕たちに何が起こったのだろう
ママとパパと弟たちを探すのが僕の仕事だ・・・今すぐにやらなくてはならないことだ・・・
探すぞ、探すぞ・・・
探した、探した・・・僕は探し続けた・・声の出る限り叫びながら・・・
僕たちが住んでいた場所がない、おうちが無い、おとなりのおうちも、
そのまたおとなりのおうちも無いぞ・・・?

そこには、黒くて焦げ臭くてびしょびしょの大きなかたまりがあるだけだった・・・
僕は突然・・・もう大切な家族に逢えない気がした・・・体中のちからが抜けてへたり込んだ・・・
気がつくととても良い天気の日だった・・・ほんの何日か前ママと散歩に出て日だまりの中で体中をなめてもらった・・・
あんしんと愛情がいっぱいだった・・・



ママ~ パパ~ ・・・
かわいい弟たち愛してるよ~
涙が流れた・・・これからも
ず~と一緒だよね・・・